マルセル・シュメルツァー【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)のスポルティングCP戦を18日に控えたドルトムントの選手たちは、試合開催地のアウェイ・リスボンに到着した。しかし、チームはけが人続出で窮地に立たされている。
直前のヘルタ・ベルリン戦でマルセル・シュメルツァーが左内転筋を痛め、およそ2週間の離脱を強いられることとなった。これによりチーム全体の負傷者数は10人にのぼっている。
長期離脱中のマルコ・ロイスをはじめ、エリック・ドゥルム、ラファエウ・ゲレイロ、ネベン・スボティッチ、ゴンサロ・カストロ、ソクラティス・パパスタソプーロス、ルカシュ・ピシュチェク、スベン・ベンダー、アンドレ・シュールレ、そしてシュメルツァーが負傷を抱えている。
最も深刻なのはサイドバックのポジションだ。リーグ戦では貴重な控えとして活躍しているパク・チュホはCLの登録から外れており、非常事態でもスポルティングCP戦には出場できない。ピシュチェク、ドゥルム、シュメルツァー、ゲレイロとスペシャリストたちが軒並み負傷中で、本職のサイドバックで無傷な選手は一人も残っていない。
かといってセンターバックの層も万全ではなく、スポルティングCP戦は急造最終ラインで臨むことになりそうだ。シュメルツァーとゲレイロを欠く左サイドは、本来右サイドを得意とするフェリックス・パスラックに任されると見られている。
一方、ポジティブな情報もある。代表戦で負傷を抱えてドルトムントに帰ってきたパパスタソプーロスとピシュチェクはスポルティングCP戦に向けた遠征メンバーに入っており、ギリギリまで出場可否を見極めることになる。それぞれ内転筋と膝に問題を抱えており、現段階では「出場に希望が出てきた」程度の回復具合のようだ。
なお今回の遠征には負傷者続出の影響でパク・チュホとミケル・メリーノも帯同しているが、両選手はともにCLの登録メンバーから外れているため、練習のみの参加で試合に出場することができない。
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