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リバプール、“走り”のデータでマンUを圧倒。「伝統の一戦」の連敗ストップなるか【注目試合プレビュー】

代表ウィークが終わり、各国リーグ戦が今週末から再開する。プレミアリーグ第8節ではマンチェスター・ユナイテッドとリバプールの試合が行われる。イングランドのサッカーの歴史を築いてきた両チームの対決は、ここまでのリーグ戦のデータから”走る”リバプール、”走らない”ユナイテッドという構図が見えてくる。

text by 編集部 photo by Getty Images

クロップ色に染まったリバプール

ジョゼ・モウリーニョ、ユルゲン・クロップ
リバプールのユルゲン・クロップ監督(左)とマンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督(右)【写真:Getty Images】

 代表ウィークが終わり、各国リーグ戦が今週末から再開する。プレミアリーグ第8節ではリバプールとマンチェスター・ユナイテッドの試合が行われる。

 プレミアリーグ伝統の”ナショナルダービー”における注目ポイントは両チームの「走りのデータ」だ。

 英放送局『sky sports』によると、前節を終えて「走行距離」「スプリント回数」「パス本数」はすべてにおいてリーグ内でリバプールが1位を誇り、ユナイテッドはそれぞれ最下位、8位、5位。走行距離、スプリント回数では2位、3位がマンチェスター・シティ、トッテナムの上位陣が占めているように、”走る”ことの重要性が浮き彫りとなっている。

 走行距離ではリバプールが814km、ユナイテッドが735kmと約100kmの差がついている。フィールドプレーヤー10人で換算すると、1試合1人あたり約1.5kmの差が生まれているということになる。ユルゲン・クロップ監督の志向するサッカーが着実に根付いていることの証明だ。また、スプリント回数、パス本数でも600本近くの差が両チームにはついている。

 また、プレミアリーグ公式サイトではパス本数の各選手の順位を発表しており、リバプールのジョーダン・ヘンダーソンが589本でリーグ1位。ユナイテッドの選手はトップ10に名を連ねていない。14位にポール・ポグバがようやく登場する。

 今シーズンのリバプールはアーセナル、トッテナム、レスター、チェルシーとすでに対戦し、3勝1分。特にアーセナル戦、チェルシー戦では前半から押し込みスピード感に溢れる試合を見せた。改装されたアンフィールドに初めてユナイテッドを迎えるリバプールが今回も圧倒的な走力でユナイテッドを押し込むシーンが見られるかもしれない。

 プレミアリーグ過去10試合では圧倒的にユナイテッドが優勢だ。リバプール2勝1分7敗となっており、2年連続でユナイテッドがシーズンダブルを達成している。果たして今シーズン最初のナショナルダービーの行方はどのような結末を迎えるのか。キックオフは日本時間月曜日の28:00(火曜日の早朝4:00)となっている。

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