本田、代表戦で負傷。アピールの好機到来も無念の招集外
15日、ミランは直前練習の後でキエーボ・ヴェローナ戦の招集メンバーを発表したが、本田圭佑はメンバーから外れた。左足首の捻挫だった。
「各国代表から帰ってきた選手の状態はすべて良いが、ただ本田だけは別だ。(左の)足首がかなり腫れている」。代表に招集された選手のフィジカルコンディションはどうか、という質問にヴィンチェンツォ・モンテッラ監督はそう答え、キエーボ戦での招集については「これから状態を見たい」と語った。
練習は会見のあとで行われたが、本田は同じく故障を負っていたダビデ・カラブリアと別メニューに終始。そして、キエーボ戦には招集されないことになった。
回復時期については明らかにされていない。クラブは「小さな問題」としているが、22日のユベントス戦までには回復するのか、それとも長引くのかどうかはまだわからない状況だ。
クラブは現在、故障者が続出の状況だ。リッカルド・モントリーボはロシアW杯欧州予選のスペイン戦で左足前十字靭帯断裂の大ケガをし、6ヶ月の戦線離脱が決まった。また右大腿部の筋肉故障に悩まされるアンドレア・ベルトラッチの復帰は、正直めどが立たない状態だという。
新戦力のマティアス・フェルナンデスは順調な回復を見せており、モンテッラ監督は「あとは試合までにコンディションアップを図っている状態」だが、全体的な層の薄さは否めない。
スソの控えの立場からアピールをうかがう本田にとっては、少しでも出場機会を得るチャンスではあると思うのだが、そこに来て故障というのは本人にとっても悔しいに違いない。とりあえず、しっかりとコンディションアップを図ってピッチに戻ることに期待したい。
(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)
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