先制点を記録したフランコ・バスケス【写真:Getty Images】
【レガネス 2-3 セビージャ リーガエスパニョーラ第8節】
リーガエスパニョーラ第8節が現地時間15日に行われ、セビージャはアウェイで昇格組のレガネスと対戦。2-0から一旦追いつかれながらも3-2の勝利を収め、暫定首位への浮上を果たしている。
ここのところ出場機会が減少していたセビージャの日本代表MF清武弘嗣は、前節アラベス戦に続いての招集外。ロシアW杯予選の試合のため、チーム内で最も長旅を強いられたことによる疲労の影響を考慮してのことだとサンパオリ監督は説明していた。
初昇格のリーガ1部で健闘を見せているレガネスの積極性にやや押され気味だったセビージャだが、25分には先制点を奪うことに成功。SBマリアーノが中に絞り、外を追い越したビエットにパスを送ると、ビエットからの絶妙なクロスにバスケスが飛び込む。GKの前で合わせてヘディングを叩き込んだ。
1点リードで折り返した後半には追加点。58分、自陣内から素早くカウンターを繰り出し、エスクデロが力強いドリブルで持ち上がって左サイドのビエットへパス。中央への折り返しを受けたナスリのシュートはGKセランテスに一旦は阻まれたが、こぼれ球を押し込んで2-0とした。
だが、2点をリードしたセビージャは、バスケスに代えてCBメルカドを入れて守備隊形を変更したことが裏目に出てしまう。反撃に転じたレガネスは67分、右サイドからのクロスがエリア手前にこぼれると、ティモールが低く鋭いシュートをゴール右隅に突き刺して1点差。
さらにそのわずか2分後、試合は振り出しに戻った。レガネス陣内での早いリスタートから、ロングボール1本で抜け出したシマノフスキが一人で持ち込む。角度のない位置から放ったシュートはGKセルヒオ・リコに触られながらもゴールに収まり、スコアは2-2となった。
だがサンパオリ監督がまたしても選手交代で修正を図ると、今度は的中。ベン・イェデルとの交代で入ったサラビアがペナルティーエリア手前左側でこぼれ球を拾い、利き足ではない右足で巻いたシュートをゴール右隅の絶妙なコースへ送り込む。セビージャが3-2と突き放した。
そのままセビージャは1点リードで試合を終え、アウェイで実に1年5ヶ月ぶりとなる白星。暫定首位に浮上し、同日に試合を行うアトレティコ・マドリーとレアル・マドリーの結果を待つことになった。
【得点者】
25分 0-1 バスケス(セビージャ)
58分 0-2 ナスリ(セビージャ)
67分 1-2 ティモール(レガネス)
69分 2-2 シマノフスキ(レガネス)
85分 2-3 サラビア(セビージャ)
【了】