アディダスは今季限りとなるチェルシー【写真:Getty Images】
チェルシーは13日に、来シーズンからのユニフォームサプライヤーとしてナイキとのパートナーシップ契約を締結したことを発表した。
チェルシーは、2006年以来ユニフォームサプライヤーを務めてきたアディダスと当初2023年までの契約を結んでいたが、これを6年早めて今季限りで終了とすることが今年5月に発表されていた。日本のユニクロなども含めて複数の新サプライヤー候補が挙がる中、ナイキと合意に達した模様だと報じられていたが、正式に発表される運びとなった。
ナイキはトップチームの他、アカデミーやレディースチームなども含めた公式ユニフォーム全般を提供。「クラブ史上最大規模の契約」になると発表されている。
英メディアの報道によれば、チェルシーとナイキとの契約は2032年までの15年間であり、契約額は年間6000万ポンド(約76億円)、総額9億ポンド(約1140億円)に及ぶという。アディダスとの現行契約は年間3000万ポンドと推定されており、2倍の金額となる。
アディダスは同じプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに年間7500万ポンド(約95億円)を支払っており、チェルシーはこの金額差への不満から契約の早期終了に動いたと伝えられている。チェルシーはアディダスとの契約終了のため4000万ポンド(約51億円)の契約解除金を支払ったとのことだ。
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