元レアル・マドリーのロベルト・カルロス氏【写真:Getty Images】
元ブラジル代表のロベルト・カルロス氏は、現役時代の古巣レアル・マドリーで監督を務めることを希望してクラブと話をしたものの、現時点では断られたと明かしている。13日付のスペイン『EFE通信』が伝えた。
”世界最高の左サイドバック”としてマドリーなどで活躍したロベルト・カルロス氏は、現役引退後にトルコで指導者としてのキャリアをスタート。インドで選手兼監督として現役復帰したあと、現在はマドリーのアジアにおけるアンバサダーを務めている。
マドリーでは現在、ロベルト・カルロス氏にとっては現役時代のチームメイトでもあるジネディーヌ・ジダン監督がトップチームの指揮を執り、Bチームではサンティアゴ・ソラーリ氏、下部組織ではグティ氏もそれぞれ指導にあたっている。ロベルト・カルロス氏も、いつかはマドリーで監督を務めたいという希望を以前に口にしていた。
だが、今すぐにその希望が叶うことはなさそうだ。「クラブと話をしたが、彼らは私を望んではいない。今のところは、アンバサダーとして私のイメージがすごく有効だと言っていたよ」とロベルト・カルロス氏は、北京でのレアル・マドリー基金によるプロジェクト発表の席で述べた。
「今のところは、アンバサダーを続けていく。それで満足だよ」とクラブのレジェンドは話している。いつかはマドリーで監督を務めるロベルト・カルロス氏の姿を見ることができるだろうか。
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