ブラジルW杯行きを決めた一戦
ブラジルW杯出場を決めるPKを決めた本田圭佑【写真:Getty Images】
2014ブラジルW杯アジア最終予選(2013年6月4日)
【試合結果】
日本1-1 オーストラリア
【得点者】
トミー・オアー(81分)
本田圭佑(90分)
前節のアウェイでのヨルダン戦で敗れたものの、このホームでの試合を引き分け以上でブラジルW杯出場が決まるという一戦であった。
ザッケローニ監督は試合を動かすべく、1トップの前田遼一に代え栗原勇蔵を投入し、今野泰幸を左SB、長友佑都を一列上げるという采配を見せる。しかし、先に先制したのはオーストラリア。左サイドからトミー・オアーが上げたクロスがそのままゴールに吸い込まれた。
日本は追いつくべくハーフナー・マイク、清武弘嗣を投入。すると本田圭佑が上げたクロスに対し、マシュー・マッケイがハンドをしてしまう。このPKを本田がセットすると、スタジアムからは大歓声に包まれた。控え選手も座って見つめる中、本田はど真ん中に蹴りこんだ。この試合を引き分けに持ち込んだ日本は、5大会連続のW杯出場を決めた。
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