ミランなどでプレーしたロナウジーニョ【写真:Getty Images】
ラス・パルマス所属のMFケヴィン=プリンス・ボアテングは、ミラン在籍時にチームメートだった元ブラジル代表FWロナウジーニョを「世界最高の選手」とたたえ、練習の中でのエピソードを明かしている。8日にイタリアメディア『フォックス・スポーツ』に語った。
ボアテングは2010年から13年までミランでプレーし、最後の1年間は現在日本代表FW本田圭佑が着けている”10番”を背負った。ロナウジーニョとは、2010/11シーズンに一緒にプレーしている。
ロナウジーニョは、2008年にバルセロナからミランへ移籍した際には「あまり意欲がなく疲れていて、かつてのジーニョではなかった」が、「意欲がある日には世界最高の選手であることを示していた」とボアテングは語る。「(ジネディーヌ・)ジダン以上、ペレ以上、(ディエゴ・)マラドーナ以上だ」として、歴代最高の選手だという評価を述べている。
「よく眠れた日には、股抜きをする相手を名指しして、その通りに成功させていた。クロスバーに3回当てたいと思えば、その通りにしていた。180cmの体になぜそれほどの才能があるのかと不思議だった。信じられなかったよ」
現在も現役引退は表明していない36歳のロナウジーニョだが、昨年9月にブラジルのフルミネンセを退団してからは、エクアドルなどで短期間プレーしたのみ。先月には「もう1年プレーしたい」と話していたが、再び世界のどこかでファンを楽しませてくれるのだろうか。
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