元マンチェスター・ユナイテッドのライアン・ギグス氏【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるライアン・ギグス氏は、スウォンジー・シティの新監督候補に挙げられながらも就任に至らなかったことについて、「私の野心に合うクラブではなかった」と主張している。8日にイギリスメディア『ITVスポーツ』に語った。
スウォンジーは、成績不振や選手との関係悪化により、今月3日にフランチェスコ・グイドリン前監督との契約を解消。ギグス氏も有力な後任候補に挙げられていたが、新たな指揮官には元アメリカ代表監督のボブ・ブラッドリー氏が就任することが決まった。
スウォンジーはギグス氏とも接触していたことを認めつつ、同氏との会談が低調な内容に終わり、適任だと判断できなかったと主張していた。だがギグス氏はこれに反論し、就任に応じる気になれなかったのは自分の方だと話している。
「2度ほど彼らと会ったが、クラブの現場の側からもオーナーの側からも、良い部分もあれば悪い部分もあるようなメッセージしか受けることができなかった。彼らの野心は私のものと本当に合うわけではないと感じた。だからうまくいかなかったんだ」
ギグス氏はユナイテッドでの現役ラストシーズンに、4試合のみ選手兼監督を務めて指導者デビュー。その後は2年間ユナイテッドのアシスタントコーチを務めていたが、現在は退団してフリーとなっている。本格的に監督業をスタートさせることを希望してはいるが、現在までに率いるクラブは見つかっていない。
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