メルボルンで練習を行った日本代表【写真:編集部】
日本代表は9日、メルボルン市内で11日のロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦に向けて練習を行った。
強風が吹き荒れる中、夕日の射すピッチに出てきた選手たちは、簡単なウォーミングアップとして最初に2グループに分かれボール回しを行った。なお、この段階で長谷部誠はどのグループからも外れてストレッチに励んでいた。
グループ分けは以下の通り。
1 酒井高、西川、川島、柏木、吉田、本田、原口、槙野、清武、森重、香川
2 東口、大島、山口、植田、小林、丸山、太田、浅野、齋藤、永木
途中で日本サッカー協会の田嶋幸三会長が現れ、西野朗技術委員長と話し込む場面も見られた。また、この段階で練習会場に現れなかった岡崎慎司が左足首痛のためホテルのジムに残って別メニューで調整していることも発表されている。
ボール回しを終えた選手達は一旦室内に入り、15分以上ミーティングを行った。本来は外で行っていたものだが、強風のため監督の声が聞こえなくなる可能性などを考慮したと見られる。
ミーティングを終えて再びピッチに現れた選手達はGKとフィールドプレイヤーに分かれる。GKの3人はコーチ陣とともにストレッチから基礎トレーニングに移った。ステップを踏みながら正面に蹴られたボールを正確にキャッチするメニューなどを行っていた。
フィールドプレイヤーは2列になり、体を大きく動かしながらほぐしていく。上半身と下半身で様々な動きを順番にこなしていった。肩回しや足上げ、サイドステップ、ジャンプ、ひざ下の振りなどの動きを織り交ぜながら入念に調整していた。
それが終わると円になって簡単なストレッチを行い、ここで報道陣への練習公開は終了した。試合2日前のトレーニングに参加しなかった岡崎は、オーストラリア戦の欠場が濃厚となっている。
(取材・文:舩木渉【メルボルン】)
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