決勝ゴールを挙げた絶好調のソン・フンミン【写真:Getty Images】
【韓国 3-2 カタール ロシアW杯アジア最終予選】
ロシアW杯アジア最終予選の第3戦が6日に行われ、グループAの韓国代表はホームでカタール代表と対戦した。
9月の2試合を1勝1分で終え、グループ3位の韓国はトッテナムで好調を維持するソン・フンミンらアジア屈指のタレント軍団を先発に揃える。Jリーグ勢ではGKのキム・スンギュがスタメンに名を連ねた。
ホームの韓国は11分、キ・ソンヨンの強烈なミドルシュートで幸先良く先制する。しかし16分、ホン・ジョンホがペナルティエリア内で反則を犯しカタールにPK献上。それをハッサン・ハリドに決められ同点に追いつかれた。
ボールを支配して主導権を握る韓国だが、悪夢は続く。45分、ロドリゴ・タバタのアシストからウルグアイ出身のベテランストライカー、セバスチャン・ソリアがキム・スンギュの守るゴールを破り、カタールが逆転に成功した。
後半、韓国のウリ・シュティーリケ監督は流れを変えるべくソク・ヒョンジュンに代えて2m近い長身を誇るキム・シンウクを投入する。そしてチームの底力を見せる。
56分にチ・ドンウォンのゴールで追いつくと、直後の58分、絶好調のソン・フンミンがキ・ソンヨンのアシストから殊勲の逆転ゴール。悪い流れを2分間で最高の展開に変えた。
それでもホームでさらなる逆境にさらされる。66分、前半PKを献上していたホン・ジョンホが2枚目の警告を受けて退場に。韓国は数的不利となってしまう。
最後はなんとか守りきり、前節シリア戦ドローのショックを払拭した韓国。2勝1分として次節、11日にアウェイでのイラン戦に臨む。オーストラリアと対戦する日本と同じく、最終予選で最大の山場だ。
【得点者】
11分 1-0 キ・ソンヨン(韓国)
16分 1-1 ハッサン・ハリド(カタール)
45分 1-2 セバスチャン(カタール)
56分 2-2 チ・ドンウォン(韓国)
58分 3-2 ソン・フンミン(韓国)
【了】