日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は5日、ロシアワールドカップ最終予選のイラク戦に向けた前日会見に出席し、試合への意気込みを述べた。
ハリルホジッチ監督は「最終予選は常にプレッシャーがある」と語り、その重圧を自らの力に変えていかなければならないと歓迎した。
「プレッシャーがあることによって戦う気持ちになる。最終予選は素晴らしいだけではない。本当に素晴らしい試合をしなくてはならない。政治も経済も関わってくる。野心があるならプレッシャーを受けないといけない。誰にもプレゼントを渡すわけにはいかない」
これまでフランスのクラブやアフリカの代表チームを率いてきたハリルホジッチ監督は「日本ではそんなにプレッシャーはない」と述べ、他国のプレッシャーはより強いものであったと語っている。
「良いことなのか悪いことなのか分からないが、他の国では10倍のプレッシャーがあった。強い気持ちやチームの強さは困難な状況で発揮されるものだと選手に伝えている。将来はもっと強いチームが待っている。本大会に出れば3試合ある。1億人以上見ている。もっとプレッシャーがかかる。フレンドリーマッチではないんだ。プレッシャーは隠さなくていい」
最終予選では2試合を終えて1勝1敗の日本代表。6大会連続の本大会出場へこれ以上勝ち点を落とすわけにはいかず、イラク戦ではハリルホジッチ監督の言うように勝利に向けて大きな「プレッシャー」がかかる。
(取材:植田路生、文・構成:編集部)
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