太田宏介【写真:Getty Images】
日本代表は3日、ロシアW杯アジア最終予選のイラク代表戦、オーストラリア代表戦に向けて埼玉県内で練習を行った。
抜群の精度を誇る左足キックが持ち味の太田宏介。他の海外組同様、彼も所属するオランダ1部フィテッセでは出場機会が限定的だが「先月の代表合流前よりは試合に出た」と不安はなさそうだ。
初戦のイラク戦は、中東のチームということで「ボールウォッチャーな感じはすごくする」と話す。さらに「ファー(サイド)についていなかったりしているから、局面の個人の打開と周りのサポートはすごく大事だなと思う」と続けた。
オーストラリア戦もサイドからのクロスやセットプレーが鍵になると分析している。太田は「イラクとオーストラリアの試合を見て、セットプレーって武器になると思う。(日本)代表もセットプレーからの得点、この間もフリーキックからありましたけど、どんな試合でも厳しい試合ほど(セットプレーが)大事になってくると思うので、そういうところで出れたら、貢献できたら」と意気込んだ。
9 月のUAE戦、タイ戦では酒井高徳が左サイドバックでプレーし、今回は長友佑都も代表復帰を果たしている。ポジション争いは激しいが、その高いキック精度でヴァイッド・ハリルホジッチ監督にアピールする。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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