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川島、クラブで苦戦も「日本人GKとしてどこまでやれるか突き詰めたい」

text by 編集部 photo by Getty Images

川島
川島永嗣【写真:Getty Images】

 日本代表は3日、ロシアW杯アジア最終予選のイラク代表戦、オーストラリア代表戦に向けて埼玉県内で練習を行った。

 今季からフランスのメスに加入した川島永嗣。しかしトップチームでの出場はなく、リザーブリーグが主戦場となっている。「自分にとって難しい状況ではある」と認めるが、「1日1日、日本人のGKとしてどこまでやれるのかっていうのを突き詰めていきたい」と決意を述べた。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は川島にメンタル面での貢献を期待しているようだが、その役割は自分でも理解している。

「長く代表でやらせてもらっている中で、いろんな経験をさせてもらった。そういった意味では自分にそういう経験があるからこそできることもあると思う。ただ、自分の経験だけじゃなくて、今、大切なのはチーム全体、一人ひとりが自信を持って戦うこと、一人ひとりが輝きを取り戻していくことが一番だと思う。この2試合に向けてイキイキとプレーできるよう、チーム全体で押し上げていきたい」

 2010年南アフリカW杯で目の当たりにした、先輩GKのチームに対する姿勢は参考になるという。

「僕にとってはやっぱり(川口)能活さんもそうだし、ナラさん(楢崎正剛)もそうだし、今まで日本代表の偉大な先輩たちを見てきている。自分自身が彼らに今でも追いつきたいと思っているし、一緒にやらせてもらった時も学ぶことが多かった。自分が今、こういう立場になって改めて2人の経験の大きさっていうのを感じる。先人に学んで、自分自身も学び続けて、やっていきたい」

 今回の2試合も川島に出場機会は訪れない可能性が高い。それでも、百戦錬磨のベテランの存在はハリルジャパンにとって大きいはずだ。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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