リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
ユルゲン・クロップ監督の“怒り“が、リバプールに逆転勝利をもたらした。現地時間1日に行われたプレミアリーグ第7節、スウォンジー・シティ戦後のコメントをクラブ公式サイトや英複数メディアが伝えている。
公式戦4連勝と好調を維持していたリバプールに対し、スウォンジーは3連敗中で監督交代の可能性が盛んに噂される状況。だが予想に反してリバプールにとって楽な展開の試合とはならず、前半立ち上がりに先制点を奪われると、そのまま0-1でハーフタイムを迎えてしまった。
後半に入ってようやく反撃に転じたリバプールは、54分にFWロベルト・フィルミーノが頭で決めて同点に追いつく。スウォンジーも終盤まで粘ったが、84分にはリバプールがPKを獲得し、MFジェームズ・ミルナーが逆転のゴールを決めて勝利を呼び込んだ。
後半のパフォーマンス改善と逆転勝利を引き出したのは、指揮官の“怒り“だったようだ。決勝ゴールを決めたミルナーは試合後に、「監督は怒っていた」とコメント。クロップ監督自身も「どれほど怒っていたかって? すごくだよ」と認めている。その上で、ハーフタイムに選手たちに伝えた話について次のように語った。
「選手たちに言ったよ。私は49歳で、これまで何度も試合に負けてきたし、今後も負けることはあるだろう。だが今日負けるのは道理にかなわないとね。今日は負けるべき日ではなかった。前半にももっとやれたはずだったし、後半にももっとやれるはずだったからだ。悪い日だからと受け入れることは許されない」
連勝を伸ばしたリバプールは、首位マンチェスター・シティと2ポイント差での暫定2位に順位を上げている。ワールドカップ予選による中断を挟んで、次節はマンチェスター・ユナイテッドをホームに迎える。
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