本田、左サイドでプレーする可能性?
「日程が離れているため、ターンオーバー制の必要はない。選手に疲労が溜まっているわけでもない」
1日、ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は記者会見の中で、2日のサッスオーロ戦では特にメンバーを入れ替えない意向を示した。ただし、若干の不確定要素はあるという。4-3-3の左ウイングには、エムバイエ・ニアンではなくルイス・アドリアーノを先発させる可能性があるというのだ。
出場停止となったウディネーゼ戦以来、開幕から不動のポジションを得ていたニアンだったが、この2試合の出来は決して芳しいものではなかった。PKを決めたラツィオ戦でもミスは多かったし、フィオレンティーナ戦でも然りだった。監督の評価は非常に高く、立場は簡単には揺るがないとはいえ、90分間でパフォーマンスが安定しないというウイークポイントも露呈した。
そこで今週の練習では、ルイス・アドリアーノが左のウイングとして試されていたということが報道で明らかになっている。しかしモンテッラ監督は、左でテストさせていたのはルイス・アドリアーノだけではなかったことも明かした。それはつまり、本田圭佑だ。
「スソとポジションを争っている選手だが、別の選択肢を考えている。4-3-3の場合でも4-4-2の場合でも右アウトサイドとしてプレーできる選手。ただ左もできないものかと、現在練習を進めている」
ウイングプレーヤーとして本田を出す意義は、攻守両面で埋めつつボールに触ってポゼッションに参与することである。右として出来ていたこのプレーを左でも出来ないか、というのがモンテッラ監督の意図のようだ。