指揮官は清武にも機会は来ると語る
ナスリはリヨン戦でボールポゼッションの9.6%を占め、セビージャで最もボールを持っていた選手だった。さらにGKロペスの守るゴールに向けて4本のシュートを放っており、これもビエットと並んで最多。63本のパスを成功させ、11回ボールを奪い返していた。
サンパオリ監督はシステムもメンバーも入れ替えると試合前に話していたが、現状ではナスリがセビージャの布陣の鍵を握っている。サン・マメスではスペインでの初ゴールを記録し、チームの進むべき道を示す針を持った選手であることをサンパオリ監督に示した。これまでリーガで3試合(ラス・パルマス戦、ベティス戦、ビルバオ戦)と、今回のサンチェス・ピスファンでのCL初戦を戦い、徐々に調子を上げてきている。
最近の清武の欠場について会見場で質問を受けたサンパオリ監督は、ナスリの好調ぶりがここ数試合での他の選手たちの投入に繋がったことを認めつつ、清武にも機会は巡ってくると保証した。「清武はチームに活力をもたらしてくれる。機会が訪れた時には応えてくれるだろう。ナスリ、ビトーロ、サラビアなど、そのポジションは選択肢が豊富なんだ」と話していた。
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