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5大会ぶりU-20W杯出場へ。内山監督「勝ち取ったらその先に見えるものは違う」

text by 編集部 photo by Asuka Kudo

内山篤
U-19日本代表の内山篤監督【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

 日本サッカー協会(JFA)は28日、10月にバーレーンで開催されるAFC U-19選手権に出場するU-19日本代表メンバーを発表した。

 来年のU-20W杯の予選も兼ねた大会に臨むU-19日本代表の内山篤監督は記者会見でメンバー選考の基準について、チームコンセプトの理解や攻守のバランスなどの戦術的要素だけでなく、心身のコンディションや野心などの選手の内面的要素も考慮して「総合的に判断した」と説明した。

 今回の招集メンバーは昨年のAFC U-19選手権予選から大きく様変わりしており、今季Jリーグでプロになって急成長した選手や、5月からのU-19代表としての活動でアピールした選手など、競争の激化がうかがえる。

 しかし、日本は最近4大会連続でアジアベスト8の壁を破れず、U-20W杯出場権を逃し続けている。それだけに内山監督は「東京五輪の中心になる選手たちになってくると思う。そこに向けて選手が経験を積んでいくには、なんとか(U-20W杯出場の)権利を勝ち取って出ていかなければ」と燃えている。

「サッカー人生でここを勝ち取ったらその先に見えるものは必ず違う。意欲や野心、驕りではなく謙虚さを持って戦っていきたい」

 力強くU-20W杯出場権獲得への意気込みを語った内山監督。日本はAFC U-19選手権でグループCに組み込まれており、来月14日にイエメン、同17日にイラン、同20日にカタールと対戦する。
 
 3試合を終えて各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出し、1回戦となる準々決勝に勝利して準決勝に残った4ヶ国がU-20W杯の出場権を獲得できる。日本サッカーの未来を左右する重要な戦いが始まろうとしている。

(取材・文:編集部)

【了】

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