セビージャのモンチSD【写真:Getty Images】
清武弘嗣をセビージャへと導いたラモン・”モンチ”・ロドリゲススポーツディレクター(SD)にフランスから引き抜きのオファーが舞い込んでいるという。26日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
先日、フランス紙『レキップ』で、名門マルセイユがセビージャをヨーロッパリーグ3連覇へと導いた敏腕モンチSDに関心を示しているという事が報じられた。当のモンチSDは「昨日読んだが、何も知らない。将来のことについては話さない。それが、私にとっても、チームにとってもよいことだ」と述べる。
そして「話すのは、セビージャの事についてだけだ。今はチャンピオンズリーグのリヨン戦の事で頭の中は一杯だ」と続けている。
その一方で、「我々は組織されたレベルで、我々自身のモデルを手に入れている。多くのタイトルを獲ってきたが、最も重要なのは、作業の構築である。いつのことかはわからないが、私がクラブにいなくなっても、こうした作業の形は続くだろう」と意味深なコメントも残している。
セビージャをスペインの強豪からヨーロッパの強豪へと押し上げているモンチSDに突如降って涌いた引き抜き話。清武にとっても心強い後ろ盾でもある彼の存在は、いまやチームにとって不可欠だ。事の真偽が明らかになるのはもう少し先になるか。
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