MF:ヘンリク・ムヒタリアン(マンチェスター・ユナイテッド)
アルメニア人最初のプレミアリーガーとなったムヒタリアン【写真:Getty Images】
【所属】
ドルトムント→マンチェスター・ユナイテッド
アルメニア人として初のプレミアリーガーとなったムヒタリアンがその名を欧州に轟かせたのはシャフタール・ドネツク時代の活躍だった。ウクライナの名門で自由奔放なブラジル人アタッカー達を操っていた司令塔はチャンピオンズリーグで一躍注目を浴びる存在となる。
そしてドルトムントに引き抜かれると、ユルゲン・クロップとトーマス・トゥヘルという2人の異なるタイプの指導者に様々な形で起用されてプレーの幅を広げ、より洗練された攻撃的MFとして評価を高めた。
しかし、いまのところプレミアリーグへの適応に手間取っている。ユナイテッドでは中央でウェイン・ルーニーが起用されるため、ムヒタリアンは右サイドでプレーすることが多くなっているが、スピードとドイツ時代との役割の違いに戸惑っている様子だ。テンポの速さと独特のリズムに馴染めさえすれば、ドルトムント時代と変わらぬ輝きを放ってくれるだろう。
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