U-17ワールドカップ出場を決めたU-16日本代表【写真:佐藤博之】
U-16日本代表は25日、インドで開催中のU-16アジア選手権準々決勝でUAE代表に1-0の勝利を収めた。これにより準決勝進出を果たすとともに、来年行われるU-17ワールドカップ本大会の出場権を獲得している。日本サッカー協会(JFA)が、選手たちの喜びのコメントを発表した。
グループステージの3試合では7-0、8-0、6-0といずれも圧倒的な力の差を見せ、大差の勝利を重ねてきたU-16日本代表。世界への切符がかかる一発勝負の大一番はそれほど楽な展開にはならなかったが、前半にコーナーキックのこぼれ球からDF瀬古歩夢が決めた1点を決勝点として、見事2大会ぶりのU-17W杯出場を決めた。
苦しい戦いを強いられただけに、喜びもひとしおだろう。選手たちのコメントからは、目標を達成した満足感と、今後も続いていく戦いに向けての意気込みが感じられる。
MF福岡慎平(京都サンガF.C.U-18)
「今日の勝利はチーム一丸となって掴んだものです。最後まで粘って粘って、1-0で守りきりました。1-0というスコアで試合を終えられたことは、今後に繋がるとても良い経験になりました。難しい試合に勝利し、ワールドカップ出場を決めたことでさらにチームとして成長していけると思います」
FW棚橋尭士(横浜F・マリノスユース)
「ワールドカップへの出場権を獲得できたことをとても嬉しく思います。このチームの立ち上げ当時からの目標をまずは一つ達成できました。最高の仲間とともに掴んだ勝利を純粋に喜びたいと思います。まだあと2試合あるので、優勝目指してプレーしていきたいと思います」
FW久保建英(FC東京U-18)
「まずは最初の目標であった、ワールドカップ出場権獲得を達成できて嬉しいです。しかしこれでやっとスタートラインに立ったと思うので、引き続き個人的にもチームとしても向上していきたいと思います」
DF瀬古歩夢(セレッソ大阪U-18)
「自分が決勝点を決めて、チームが勝利し本当に嬉しいです。チームメイトみんなで掴んだ勝利なので、みんなに心から感謝しています」
DF菅原由勢(名古屋グランパスU18)
「今日の勝利は本当に嬉しいです。たくさんの方々の応援が力になりました。このまま決勝までいき、必ず優勝して、アジアチャンピオンとしてワールドカップの舞台にたちたいと思います」
29日に行われる準決勝では、日本はウズベキスタン対イラクの勝者と対戦。勝ち上がることができれば、10月2日の決勝でアジア王者の座を争うさら。さらにその先には、今回の予選と同じインドで来年8月から9月にかけて開催されるU-17W杯本大会が待ち構えている。
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