不安定なフィオレンティーナの左サイド
さてフィオレンティーナ戦に関してだが、途中で使われるとしてもやはり右サイドの起用、ということになるだろう。
これまでのマッチアップではスピードとパワーを併せ持ったマルコス・アロンソが立ちはだかったが、彼はチェルシーに移籍した。
そして現在、このポジションで定位置を掴んでいる選手はまだ現れていない。ペニャロールから移籍したウルグアイ人のマキシ・オリベイラも、またハイデュク・スプリトから獲得したフルヴォイェ・ミリッチも、攻守両面でも不安定なところを見せている。
好調のスソが苦戦するようにも思えないのだが、いずれにせよこのサイドはミランにとって攻略のしどころである。投入された場合には、しっかりこのサイドでの優位性をキープして勝利に貢献してほしい。
(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)
【了】