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セビージャ、アウェイでまたも勝てず今季初黒星。ベンチ入りの清武は出場なし

text by 編集部 photo by Getty Images

セビージャ
1得点を記録したセビージャのサミル・ナスリ【写真:Getty Images】

【アスレティック・ビルバオ 3-1 セビージャ リーガエスパニョーラ第6節】

 スペイン・リーガエスパニョーラ第6節が現地時間の24日に行なわれ、日本代表MF清武弘嗣の所属するセビージャはアウェイでアスレティック・ビルバオと対戦。1-3で敗れる結果に終わった。清武はベンチに入ったが、前節に続いて出番は訪れなかった。

 今季ここまで3勝2分けと無敗ではあるが、アウェイでは昨シーズン開始以来1年以上勝てていないセビージャ。前節のダービーマッチで用いた4-3-3から4-2-3-1に変更し、最前線には3年ぶりの先発となる20歳のカルロス・フェルナンデスを置く。トップ下にはナスリ、両サイドにはコレアとサラビアが入り、清武は前節に続いてのベンチスタートとなった。

 試合は3連勝中と好調なビルバオのペースで展開する。たびたびラインの裏を取りセビージャのゴールに迫ると、27分にはその流れで先制点。右CKからベニャが低いボールを入れ、デ・マルコスが合わせると、セビージャDFに当たったボールがゴール前にこぼれる。素早く反応したサン・ホセが至近距離から押し込んでホームゲームが先手を取った。

 後半立ち上がりもビルバオが押し込み、セビージャにとっては引き続き苦しい展開となるかと思われたが、最初に訪れたチャンスを逃さず。55分、ナスリのスルーパスで抜け出したサラビアが角度のない位置からシュートを放ち、GKが弾いたボールをナスリがボレーで蹴り込んで同点とした。

 コレアが痛めてビトーロとの交代を余儀なくされたのに続いて、サンパオリ監督はカルロス・フェルナンデスに代えてバスケスも投入。追いついた勢いを逆転に繋げるべく早めの動きを見せたセビージャだが、66分に次の1点を奪ったのはビルバオだった。左SBバレンシアガが高い位置でボールを奪うと、自らゴール前に抜け出して左足でゴール。再び2-1とリードを奪った。

 サンパオリ監督は69分に早くも交代枠を使い切り、CBパレハを下げてFWビエットを投入して勝負に出る。何度かゴールに迫る場面もあったものの、ビルバオの壁を崩せずにいると、終了間際には苛立ちを募らせたGKシリグが自ら敗戦を決定付けてしまった。

 88分、アドゥリスと競り合いながらボールをキャッチしたシリグは、相手選手の背中に肘打ちを食らわせてしまう。判定は一発レッドカードとPK。すでに交代枠のないセビージャはイボーラが”即席GK”を務めたものの、アドゥリスのシュートを止めることはできなかった。

 今季初黒星を喫したセビージャは、これでアウェイで22試合白星なし。ビルバオは連勝を4に伸ばし、セビージャを上回る暫定3位に順位を上げている。

【得点者】
27分 1-0 サン・ホセ(ビルバオ)
55分 1-1 ナスリ(セビージャ)
66分 2-1 バレンシアガ(ビルバオ)
90分 3-1 アドゥリス(ビルバオ)

【了】

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