ライバル意識の強いビッグロンドンダービー
今週末に開催されるアーセナル対チェルシーは、両者にとって重要な意味を持つ。共にロンドンに本拠地を持つ同士であるだけにライバル意識が強い。両者の戦いは”ビッグロンドンダービー”という名前で親しまれている。
両者はリーグ戦で対戦するだけでなく、カップ戦の決勝戦でも度々対戦している。2002年に行われたFAカップ決勝ではレイ・パーラーとフレドリック・ユングベリの得点によりアーセナルが2-0の勝利をおさめ優勝していた。
2003/2004シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝では2戦合計3-2でチェルシーが準決勝に進出。2005年のコミュニティシールドでもチェルシーが2-1の勝利をおさめタイトルを獲得していた。
また、2008/2009シーズンのリーグ杯決勝や2005年のコミュニティシールドでも対戦するなど、地域的な位置関係によるライバルというだけでなく、タイトルをかけたライバルとしても度々熾烈な戦いを繰り広げている。
アーセナルが最後にリーグ戦でチェルシーに勝利したのは2011年10月。それ以降は3分6敗と9戦未勝利が続く。昨季のチェルシーは大不振に陥り、リーグ戦では12勝しか挙げることができなかったにもかかわらず、アーセナルにはダブルを達成するなど得意とする相手でもある。
今回は4位とアーセナルと5位のチェルシーが順位上昇をかけて対戦することになり、例年同様の激しいバトルが展開されることになりそうだ。