U-16日本代表の鈴木冬一【写真:元川悦子】
U-16日本代表はAFCU-16選手権インド2016のグループステージのベトナム戦(7-0)、キルギス戦(8-0)、オーストラリア戦(6-0)を3連勝で勝ち進み決勝トーナメント進出を果たした。次の相手は接戦の末に決勝トーナメント進出を果たしたUAE代表。25日の試合を前に鈴木冬一が意気込みを語っている。
まず、グループステージを3連勝で終えた感想については「ほっとしてますけど、他のグループはなかなか接戦で上がってきて、僕たちは大勝で勝ってるので、喜びとちょっと不安が半々な感じです」と語っている。
1戦目はベンチスタートとなったが、2戦目と3戦目は先発出場を果たしていた。このことに関して鈴木は「1戦目の選手たちが7−0で勝ったので、2戦目はまず結果を残すというところで、残せて、3戦目も2試合連続スタメンだったので、得点っていう形では結果は残せなかったんですけど、アシストっていういい形で結果を残せたんで、そこはよかったと思います」とコメントしている。
そして、UAE戦に向けては「カウンターが速いチームって聞いてるんで、そこを気を付けながら。ここでUAEが相手になったっていうのも何かあるんだと思う。僕たちはここで負けてはダメだと思うので、しっかり勝ちたいという気持ちです」とし、「絶対に苦しい戦いになるとは思いますけど、1人1人が高い気持ちで、絶対負けないって気持ちでのぞんだら勝てると思うんで、A代表も負けてるんで僕たちは必ず勝ってワールドカップの出場権を取りたいと思います」と語り、試合に向けて気を引き締めている。
また、W杯の先を見据えている選手が多い中で鈴木は「ワールドカップではスカウトの人がいっぱい来るので、そこでアピールして、世界に名前を刻めたらいいっていう自分の目標があります」と語った。U-17W杯の出場権獲得まで”あと1勝”。ここまで見せた良さを存分に発揮し、UAE戦も勝利で終えたいところだ。
(取材:元川悦子【ゴア】、文・構成:編集部)
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