タフな連戦。ローテーションでメンバー入れ替えが濃厚
タフな連戦が続く。2016年9月23日のブンデスリーガ第5節、ボルシア・ドルトムントはホームにSCフライブルクを迎える。
14日のCLレギア・ワルシャワ戦から、ドルトムントは20日にヴォルフスブルクを5-1で下して3連勝とした。3試合で合計17得点1失点とし、今のドルトムントは怖いものなしだ。10日のRBライプツィヒ戦で0-1と不覚を取ったことが、もう遠い昔のことのようである。
27日にはCLグループF第2戦のレアル・マドリー戦、10月1日にはレバークーゼン戦と、中2日、3日で続いていく連戦の最後には難敵が待つ。レバークーゼンもCLに参戦中だ。昨季CL王者のレアルが、欧州トップクラスであることに変わりはない。連勝で得た自信と勢いを持って強豪との試合に臨むためにも、フライブルク戦で勝利することはやはり重要になる。
22日の会見でトゥヘルは「戦術的な規律と柔軟性のあるチーム」と昇格組のフライブルクを評した。フライブルクのセットプレーを警戒しつつ、マキシミリアン・フィリップとヴィンセンツォ・グリフォの名を上げ、両者のFWとしての技術を評価した。また他には、リオ五輪ドイツ代表FWのニルス・ペーターセンも要注意だろう。前節ハンブルガーSV戦では、途中出場から決勝点を決めている。
それでも攻守の切り替えにおけるインテンシティでは、同じく昇格組のライプツィヒには劣る。少なくともドルトムントがホームで連動したプレスと鋭いカウンターに苦しめられることはなさそうだ。また、比較的バイタルエリアのスペースにも余裕はあり、香川真司がトップ下で出場となれば、持ち味は発揮しやすいだろう。
過密日程の中、トゥヘルはローテーションを組んでいる。連日深いトレーニングが出来ない状況で、先発メンバーを少しずつ入れ替えながら、タフな連戦を乗り切ろうとしている。また、ダルムシュタット戦とヴォルフスブルク戦に違った布陣で挑んだように、トゥヘルは対戦相手に応じて柔軟に戦術を選択しているようだ。