アルゼンチン代表のエドガルド・バウサ監督【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表のエドガルド・バウサ監督は、バルセロナ所属の同国代表FWリオネル・メッシが負傷したことに関して、バルサに苦言を呈している。アルゼンチンのテレビに述べたコメントを、22日付のスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』などが伝えた。
メッシは現地時間21日に行われたリーガエスパニョーラ第5節のアトレティコ・マドリー戦で右足を負傷し、3週間の離脱を強いられる見通しとなった。バルサのルイス・エンリケ監督は過密日程が負傷の一因であることを認め、「メッシをケアしたいが、この日程では難しい」と話していた。
9月に行われたW杯南米予選の際には、メッシは負傷のため2連戦の2試合目に出場せずバルサに帰還。その後の12日間に行われたバルサの4試合全てに出場し、負傷することになった。バウサ監督はクラブの起用法に不満な様子だ。
「バルセロナの方からは、我々に対してメッシの状態に気をつけるようにというメッセージを送ってくる。だが彼らはあまりケアできていない。問題を抱えている彼を全ての試合に出場させるというのは、非常に不思議なことだと感じられる」
3週間の離脱となれば、10月6日と11日に行われるW杯南米予選のペルー戦、パラグアイ戦に出場することも難しくなりそうだ。だがバウサ監督は「リオネルと話をして、バルサと代表のドクターと連絡を取り合った上で負傷の程度を確認したい」と述べ、メッシ出場への望みを捨ててはいない様子を見せている。
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