U-16日本代表の森山佳郎監督【写真:佐藤博之】
U-16日本代表は22日、AFCU-16選手権インド2016のグループ最終戦となるオーストラリア戦に挑み6-0の勝利をおさめた。3戦連続の無失点で勝利をおさめ、良い調子で決勝トーナメント進出を果たしている。試合を終えてチームを率いる森山佳郎監督が戦いを振り返った。
主力選手を何人か入れ替えて挑んだ一戦。試合開始して4分に上月壮一郎のゴールで幸先の良いスタートを切る。しかし、2点目を奪ったのは54分だった。この2点目をきっかけにゴールラッシュが始まり、結局6ゴールを奪う結果となっている。
これについて森山監督は「初めてこちらが先にバテるんじゃないかと思わせるような試合展開でしたけど、何とか前半耐えたのが大きかったというところと、あと後半の入りがよくて、2点目追加できたところがホントに試合を決めたというか、あのゴールは大きかったかなと思いますね。あとホントに失点シーンになりそうなシーンも集中力高くゼロでしのいだところも評価できるかなと思います」と語っている。
また、新たな選手を起用した中で”気になった選手”はいたかどうかについて質問されると「誰とは言わず、本当に試合に出る機会がなかったみんながかなり100%の集中とハードワークでチームのためにってところはやってくれたんじゃないかなと思います」と前置きした上で「1個下の松本君っていう子。緊張はしたと思う。前半はなかなかボールを受けられなかったんだけど、後半しっかりとボールにも関わっていました。守備は彼の良さなんですけど、守備も頑張ってくれたのかなと思います」とコメントしている。
そして、全体の試合内容を振り返り「決定機を多く作るっていうのはこのチームの良さだし、まだまだ決定率は高いとは言えないけど、最後の崩しの局面はずっとこだわってやってきたんで。そういうクオリティのある選手もいるし、それが形になってるのは今後も継続していけたらいいかなと思います」と、チームの持ち味である攻撃をどんどん出していく構えを示した。
(取材:元川悦子【ゴア】、文・構成:編集部)
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