ファンにユニフォームを贈るダビド・ルイス【写真:Getty Images】
チェルシーのDFダビド・ルイスは、現地時間20日に行われたリーグ杯3回戦レスター・シティ戦の終了後に、観客席で試合を観戦していた1人のファンにユニフォームをプレゼントした。試合翌日には、インスタグラムでその理由を明かしている。
2011年1月からチェルシーに在籍していたD・ルイスは、2014年夏にDFの選手としては当時世界最高額となる5000万ポンド(約66億円)でパリ・サンジェルマンへ移籍。フランスでの2年間のプレーを経て、今夏の移籍市場最終日にチェルシーへ復帰することが決定した。
1-2の敗戦に終わった16日のプレミアリーグ第5節リバプール戦に続いて、レスター戦はD・ルイスのチェルシーでの復帰2戦目だった。この試合ではFW岡崎慎司の2ゴールで昨季プレミアリーグ王者がリードを奪ったが、チェルシーは追いついて延長に持ち込み、最終的に4-2で勝利を飾っている。
D・ルイスは、その試合後に1人の男性ファンにユニフォームを手渡した場面の写真をインスタグラムに投稿。その理由について、以前にチェルシーに在籍していた頃から応援を続けてくれていた熱烈なファンであることを説明している。
「最初に会ったのは5年前だった。彼は僕に挨拶をするため、スタジアムからホテルまで走ってきたんだ。その時の他には、僕の家まで走ってきたことも何度もあった。試合について『おめでとう』『おやすみ』と言うだけのためにね」
16日のリバプール戦を終えたあとホテルに戻ると、D・ルイスは当時と同じファンが大きな声で呼びかけながら走ってくるのに気がついたという。「神様に感謝したよ。この仕事を与えてくれたこと、今では大きな男になったこの小さな少年に出会う機会を与えてくれたことをね」とブラジル人CBは続けている。
今週末のプレミアリーグでは、チェルシーはアーセナルとのロンドン・ダービーに臨む。D・ルイスとチームメートたちは、応援するファンにさらなる喜びをプレゼントすることができるだろうか。
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