U-16日本代表の平川怜【写真:佐藤博之】
インドで開催されているAFC・U-16選手権に出場しているU-16日本代表は、22日にグループステージ第3戦でオーストラリアと対戦する。
同大会は、準々決勝に勝利すると来年にインドで開催されるU-17ワールドカップの出場権を獲得できる。日本は昨年に開催されたチリ大会での出場権を逃しており、2大会ぶりの出場が懸かる。
日本はグループステージで2戦連続の大勝を収めており、すでに決勝トーナメント進出を決めている。オーストラリア戦は消化試合となるが、FC東京U-18の平川怜は「オーストラリア戦もしっかりチーム全員で勝って、決勝トーナメントに出られるようにしたい」と試合への意気込みを語った。
中盤でプレーメーカーの役割を担う平川は、将来的にバルセロナでプレーすることが自身の夢であると明かしている。
「将来のためにもU-17ワールドカップに出るってことは絶対に必要だと思うので、逃したくないと思ってます。バルサでやりたいってのもあるんですけど、まずは海外のビッグクラブでやりたいと思っていて、どのチームでも対応できる力をつけていきたいと思います」
また、自身が目標とするのはそのバルセロナに所属するスペイン代表のアンドレス・イニエスタだという。
「守備も攻撃も両方できて、あとは自分が一番憧れる点を取るボランチっていうのはなかなかいないと思うので、自分の技術を点につなげられるようなアシストだったり、そういうプレーをこれからはどんどん意識していきたいと思います。いろんな選手が好きなんですけど、イニエスタが一番見ていて面白いなと思います」
16歳の平川は久保建英とともにFC東京のトップチームでの試合に出場できる2種登録となったことが発表されている。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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