U-16日本代表の森山佳郎監督【写真:佐藤博之】
インドで開催されているAFC・U-16選手権に出場しているU-16日本代表は、22日にグループステージ第3戦でオーストラリアと対戦する。
日本はグループステージの初戦でベトナムに7-0、キルギスに8-0と2戦連続で大勝を収めており、すでに決勝トーナメント進出を決めている。
準々決勝に勝利した4チームには来年インドで開催されるU-17ワールドカップの出場権を獲得することができるが、U-16日本代表の森山佳郎監督は本大会出場権を勝ち取れなければ2戦連続の大勝も意味がないと語った。
「当然、そこ(準々決勝)に勝つまでは10-0で勝っても20-0で勝っても何も得ていないので。達成感は僕の中には何もないし、選手にも気持ちは共有してもらいたいと思います。これで次勝って、最後に決定戦で0-1で負けたら、何の得るものもなく帰らないといけない」
一方、オーストラリア戦はグループステージ突破を決めている日本にとって消化試合となる。森山監督は、「3戦目は出たいけど出れなかったやつを出せるんで、当然今控えに甘んじたやつを出して、『決定戦で俺出せ』っていうところを見せてほしい」と、出場機会のなかった選手に対して発破をかけた。
グループBの首位通過が濃厚な日本は、決勝トーナメント進出初戦となる準々決勝でイランかUAEと対戦する可能性が高い。準々決勝に勝利すれば、2大会ぶりとなるU-17ワールドカップ出場権を獲得できる。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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