元レアル・マドリーのマヌエル・サンチス氏【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのレジェンド、マヌエル・サンチス氏が、ジネディーヌ・ジダン監督の一部選手に向けられたメッセージに異議を唱えた。20日、スペイン紙『アス』が報じている。
1985-86シーズンからのマドリーのリーガエスパニョーラ5連覇達成時の中心メンバーだったサンチス氏が、ジダン監督のBBC(カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウド)の起用を巡る発言について疑問を投げかけている。
サンチス氏は「ジダンは、もしBBCの状態が良ければ常に彼らを使う、と言っていたがあれはよくないと思う。ジダンは明確な考えを持っており、彼らを守らねばならない。だが、公の前では全員を守らねばならないのだ。誤ったメッセージだ」と述べる。
そして「(一部に向けたメッセージにより)誰かは、何があっても自分はプレーできると思い、また他の誰かは、俺はプレーできないのだと思ってしまうかもしれない。だからジダンは全員に向けメッセージを送らねばならないのだ」と続けた。
ジダン監督の発言をBBC優遇発言と捉えたサンチス氏。ジダン発言の真意は定かではないが、マドリーの大物OBからの批判は波紋を呼ぶことになるのだろうか。
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