セビージャの清武弘嗣【写真:Getty Images】
現地17日に行われたリーガエスパニョーラ第4節のエイバルvsセビージャの一戦で、セビージャのスタメンに一人もスペイン人選手がいないという、リーガ史上初の事例が誕生した。17日、スペイン紙『アス』が報じている。
日本では、乾貴士vs清武弘嗣のリーガ史上初の日本人対決の実現の有無に注目が集まったエイバルvsセビージャの一戦は、違う形で注目を集める結果となった。
8月中から過密日程で戦っているセビージャ。このミッドウィークにはチャンピオンズリーグでユベントスとの一戦を行っており、ホルヘ・サンパオリ監督がマメに選手のローテーションを行う中、エイバル戦でのスタメンが全員外国人選手になってしまった。
その11人の国籍の内訳は、FWルシアーノ・ビエットら4名のアルゼンチン人選手、DFアディル・ラミら3人のフランス人選手。そして、GKサルバトーレ・シリグ(イタリア)、MFダニエウ・カリーソ(ポルトガル)、MFガンソ(ブラジル)、清武(日本)となっている。また、サンパオリ監督もアルゼンチン人だ。
ちなみに、前半14分でラミが負傷交代し、代わりにスペイン人選手セルヒオ・エスクデロが投入されたため、11人の外国人選手で戦っていたのは、開始からわずか14分間のみであった。
一方、スペイン国外に目を向けると、イタリアでは今年の4月に行われたインテルvsウディネーゼの一戦、またイングランドでは、2009年12月のポーツマスvsアーセナル戦で両チームのスタメン22人全員が外国人選手というケースも見られている。
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