偉大な先輩たちの活躍を胸に
「(10年前の大会の)柿谷選手のゴールを見たんですけど、あの年代であれだけの仕事ができるっていうのはやっぱりすごい。(大舞台で)全然緊張してなさそうに見えました。その柿谷選手や南野選手、杉本選手とかにはすごい憧れるし、セレッソの育成が注目されている中、自分も頑張って結果残して、どんどん海外に行って活躍しないとダメ。今回の予選を突破して絶対に世界大会に出て、南野選手みたいに早く海外に行ってやることが一番だと思います」と名門クラブの点取屋の系譜を継ぐ若武者・山田はその重責をしっかりと認識しているようだった。
今回のU-16代表にはセレッソ大阪アカデミー所属選手が6人もいる。ベトナム戦は山田を筆頭に、瀬古歩夢、喜田陽の3人がスタメンでピッチに立ったが、鈴木冬一、谷本駿介、松本凪夫の3人も臨戦態勢に入っている。
この一大勢力が持てる力を発揮しなければ、森山ジャパンのさらなる勢いは生まれない。そのけん引役となるべき山田には、キルギス戦、オーストラリア戦とこの先も続く重要なゲームでゴールという結果に貪欲にこだわり続けてほしいものだ。
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