マンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォード【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは、今年5月に契約を延長したばかりのFWマーカス・ラッシュフォードに対して早くも新たな契約を提示することを考えているようだ。17日付の英紙『デイリー・メール』が伝えている。
ラッシュフォードは今年2月、18歳でユナイテッドのトップチームにデビュー。ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦ミッティラン戦2ndレグと、プレミアリーグのアーセナル戦でデビューからの2試合連続2得点を記録し、突然のようにスターダムにのし上がった。
デビューからの4ヶ月間で公式戦18試合出場8ゴールという活躍を認められ、シーズン終了後には2020年までの新たな契約にサインした。だが、クラブはすでに次の契約に向けてラッシュフォードや代理人との交渉を行っているという。
ユナイテッドが恐れているのは、MFポール・ポグバのケースの”二の舞い”を演じることだ。ポグバは2012年にユナイテッドとの契約延長が合意に達せず、わずかな金額でユベントスへ移籍。その後、世界屈指のMFに成長した同選手をこの夏に買い戻すため、ユナイテッドは移籍金の史上最高額となる8900万ポンド(約120億円)を支払わなければならなかった。
昨季はデビュー以来先発に定着したラッシュフォードだが、今季はまだリーグ戦で先発出場がない。状況次第では他国のビッグクラブが食指を伸ばしてくることも考えられるため、ユナイテッドとしては次代のスターをより確実にクラブに繋ぎ止めておきたいところだろう。
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