ダルムシュタット戦、攻撃的なBVBは香川を……
波に乗る。2016年9月17日のブンデスリーガ第3節、ボルシア・ドルトムントはホームにSVダルムシュタット98を迎える。
14日のCLでレギア・ワルシャワに6-0で大勝したことで、ドルトムントは嫌なムードを吹き飛ばした。10日の第2節で昇格組RBライプツィヒに0-1で不覚を取った後の、少し淀んだ空気はどこにもない。翌日のリカバリーで自転車を漕ぐオーバメヤンの表情は自信に溢れている。引き続き勝利を収めて、大勝の余韻を維持しつつ、勢いに乗っていきたいところだ。
ダルムシュタットは昇格した昨季を14位で終えて1部に残留した。しかし大黒柱だったFWサンドロ・ワーグナーは、今夏ホッフェンハイムに移籍。09年にU-21欧州選手権を制した“エジル世代”の大黒柱を欠きながら、代役を獲得できていない。
また、残留を決めたディアク・シュスター前監督もFCアウクスブルクに移った。ノルベルト・マイヤー新監督は1部での実績に乏しい。前節フランクフルト戦は0-1で勝利したが、試合終了間際のラッキーパンチによるもので、今季は苦しいシーズンを強いられそうだ。
チーム事情を考えると、ドルトムントにボールを持たれている時にダルムシュタットは[4-4-2]で守備ブロックを形成、もしくはさらにDFラインに人数を掛けて引いて守ってくることが予想される。
他方でボールを持っている時のドルトムントは[4-2-3-1]ではなく、レギア戦と同じく[4-1-4-1]で攻めても良いのではないだろうか。戦力差を考えれば、両SBが高い位置を取ったとしてもさほどリスクを負うことにはならないはずだ。
そこで中盤の構成についてだが、まず香川真司を[8番]として起用する。ポジションは左のインサイドハーフだ。ゲッツェは右のインサイドハーフで[10番]としての起用となる。バイグルは[6番]としてワンボランチに入る。[10番]を2人並べるのではなく、[10番]のゲッツェに組ませる[8番]に香川を選ぶ。