アーセナルのエクトル・ベジェリン【写真:Getty Images】
快速サイドバックとして知られるアーセナルのスペイン代表DFエクトル・ベジェリンが、”世界最速の男”ウサイン・ボルトに改めて挑戦状を叩きつけた。15日付の英紙『デイリー・メール』が伝えている。
サッカー界屈指のスピードを誇るベジェリンは、昨年には40m走で4.41秒という記録を叩き出したことが話題となった。これは、ボルトが2009年に100m走の世界記録9.58秒を樹立した際の、40m地点でのタイムを上回るものだったという。
これを聞いたボルトは「笑っちゃうよ」と一蹴し、短い距離を走ることに特化したトレーニングを積んでいるサッカー選手と、100mや200mを走る陸上選手とは別物であることを強調していた。「直接対決」を期待する声もあったが、これまで実現には至っていない。
だが、ベジェリンはボルトと競うことを諦めてはいないようだ。「ジャマイカからの電話をずっと待っているよ。少し前に彼に挑戦して、彼は『リオ(五輪)のあとに、たぶんね』と言っていた。だから今も待っているんだ。彼にプッシュする必要があるね」と話している。
マンチェスター・ユナイテッドの熱烈サポーターとしても知られるボルトは、リオ五輪でも100m、200m、400mリレーの金メダルを獲得し、前人未到の五輪3種目3連覇「トリプル・トリプル」の偉業を成し遂げた。サッカー界の誇るスピードスターとの対決は実現するのだろうか。
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