レアル・マドリーのアルバロ・モラタ【写真:Getty Images】
ユベントスのジュゼッペ・マロッタCEOは、今夏にレアル・マドリーへと戻って行ったFWアルバロ・モラタのことを諦めきれてはいないようだ。15日付の伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
モラタは、現地時間14日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ初戦のスポルティングCP戦で劇的な決勝ゴールを決める勝利の立役者となった。一方でユベントスは決勝ゴールに欠け、初戦をスコアレスドローで終えている。
モラタは、2014年にユベントスへ移籍してから“CL男”として活躍して来た。そのシーズンには12試合に出場したCLで5得点2アシストを記録。さらに準決勝のマドリー戦ではホームとアウェイでゴールを決めると、バルセロナとの決勝戦でも得点を決めた。
その上昨季には、初戦のマンチェスター・シティ戦と第2節のセビージャ戦でゴールを決め、前シーズンのマドリー戦から5試合連続ゴールを記録。さらにバイエルン・ミュンヘンとの対戦となったベスト16でも貴重なアシストを2回決めた。
これらを考慮して将来モラタがユベントスに戻る可能性があるかと尋ねられたマロッタCEOは、「決してないとは言えないね。彼はここで一人前になったんだ」と答えると、「彼を失ってしまうリスクがあることは分かっていたし、残念だった。だけど将来にはユベントスに完全移籍することになるかもしれないよ」と将来の復帰の可能性を示唆する発言をしている。
“CL男”を失ったユベントス。果たして今夏の補強でモラタの穴を上手く埋めることができただろうか。
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