ドルトムント、ポーランド王者に格の違いを見せつけるゴールラッシュ
圧倒的な力の差を見せつけた。2016年9月14日、ボルシア・ドルトムントの2季ぶりのチャンピオンスリーグ(CL)が始まった。初戦の相手は、昨季ポーランド王者のレギア・ワルシャワだ。
レギア戦を、ドルトムントは[4-1-4-1]でスタートする。
【GK】ビュルキ、
【DF】右SBピシュチェク、右CBソクラティス、左CBバルトラ、左SBシュメルツァー、
【MF】ボランチにバイグル、右インサイドハーフにゲッツェ、左インサイドハーフにゲレイロ、右ウイングがプリシッチ、左ウイングがデンベレ、
【FW】オーバメヤン
レギアにとっては21年ぶりのCL参戦となる。試合前のゴール裏は無数の発煙筒で赤く燃えた。しかしそんな高揚を嘲笑うかのように、ドルトムントはゴールを重ねていく。7分、左サイドのデンベレのクロスから、ゲッツェがヘッドで決めて先制。1-0。15分、ゲレイロのFKからソクラティスがヘッドで追加点を奪う。2-0。17分、ゲレイロの直接FKを1度はGKが弾くが、最後はバルトラが押し込んだ。3-0。開始後の20分で、試合の決着はついてしまった。
レギアは[4-1-4-1]で守ろうとする。しかし、ポーランド王者は守り慣れていないようだ。しっかりとした守備ブロックを形成することができない。ボランチのバイグルに対するマークは甘く、ドルトムントは悠々とビルドアップを続ける。
バイグルからインサイドのゲレイロへのパスは面白いように通った。ゲレイロは苦もなく前を向き続けた。監督トゥヘルは「我々は自分たちのプレーを楽しんだ」と振り返る。出場機会はなかったが、香川真司もピッチの外から「すごくみんなが楽しそうにプレーしていた」と感じた。