バルセロナのアレイクス・ビダル【写真:Getty Images】
インテルはこの冬の移籍市場でバルセロナのDFアレイクス・ビダルに触手する可能性があるようだ。14日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。
同紙によると、DF陣の強化を狙うインテルが、バルセロナで思うように出番を増やせないビダルに関心を抱いているということだ。2015年夏にセビージャからバルセロナに移籍したビダルだが、バルセロナのFIFAからの補強禁止処分に伴い、公式戦デビューは今年1月となり、リーグ戦出場は9試合にとどまった。
今夏は、長年バルセロナの右サイドを支えてきたダニエウ・アウベスがユベントスへ移籍したため、定位置奪取のチャンスでもあったが、ルイス・エンリケ監督のファーストチョイスはセルジ・ロベルトであり、先日のチャンピオンズリーグの登録メンバーからも外されるなど、ビダルは出場機会に恵まれていない現状だ。
それでも、同紙の見解では、ルイス・エンリケ監督は、チームから選手の放出を望んでおらず、また同選手の獲得に1700万ユーロ(約19億6000万円)をつぎ込んでいるのも、インテルとの交渉の足かせになるだろうと読んでいる。
右サイドバックを主戦場とするビダルだが、中盤もこなし、2015年にはスペイン代表にも選出されている実力者だ。もし、移籍が実現するようなことになれば長友佑都にとっても強力なライバルとなる存在なだけに、今後のインテルのアプローチが注目されるところだ。
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