戦術家トゥヘルも変幻自在のレギア・ワルシャワには苦戦?【写真:Getty Images】
現地時間14日にチャンピオンズリーグ(CL)の初戦を迎えるドルトムントだが、対戦相手のレギア・ワルシャワには苦戦を強いられるかもしれない。トーマス・トゥヘル監督の前日記者会見の様子をUEFA公式サイトが伝えた。
ドルトムントをホームに迎えるレギア・ワルシャワ国内リーグでは8試合を終えて2勝3分3敗と苦しい戦いが続いている。それでも相手に合わせて戦術を柔軟に変化させるトゥヘル監督にとって、姿の見えない相手ほど怖いものはない。
「レギアはメンバーの多くをローテーションさせているため、これと予想するのが難しい。国内リーグでの問題も大きく影響することはないだろう。事実、レギアのファンは長い間CLの試合を待ち続けていたはずだからね」
レギアですべての試合に出場しているのはGKを除けばMFのミハル・コプチンスキのみで、実に28人もの選手を起用してリーグ戦を戦っている。先発メンバーは毎試合入れ替わるため、ドルトムント戦でベスニク・ハシ監督がどんな11人を選ぶか全く予想できない。
またハシ監督はアンデルレヒト時代にドルトムントと対戦した経験を持ち、その戦い方を熟知している。「どんなに厳しい試合になるか、覚悟している」と語ったが「何が起こるかわからないのがサッカーの魅力だ」と不敵に大物食いを狙っている。
ともに直前のリーグ戦では敗れているが、チャンピオンズリーグという特別な舞台でどんな戦いを見せるだろうか。そこには誰もが予想しなかった結末が待っているかもしれない。
【了】