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PSGがネイマールに提示した破格の条件…飛行機贈呈にホテルのオーナー権も

text by 編集部 photo by Getty Images

ネイマール
バルセロナのネイマール【写真:Getty Images】

 バルセロナのブラジル代表FWネイマールの代理人は、パリ・サンジェルマン(PSG)がこの夏に同選手を獲得するため提示した破格の条件について詳細を明かした。13日付の『ESPNブラジル』が伝えている。

 代理人のワグネル・リベイロ氏は先日、ネイマールが夏の移籍市場でPSGやマンチェスター・ユナイテッドへの移籍に近づいていたと明かしていた。だが結局移籍が実現することはなく、バルサに残ったネイマールはクラブとの契約を2021年まで延長することになった。

 PSGは、バルサとネイマールの以前の契約に設定されていた契約解除金1億9000万ユーロ(約220億円)の満額を支払う意志があったという。移籍が実現したとすれば、手取り年俸4000万ユーロ(約46億円)という驚異的な稼ぎを得ることになっていたともリベイロ氏は話していた。

 だが、PSGがネイマールのために用意していたものはそれだけではなかった。6月はじめにスペインのイビサ島でバカンスを過ごしていたネイマールと会談したPSGのナセル・アル・ケライフィ会長は、同選手がブラジル代表に招集された際に乗るためのプライベートジェットをプレゼントすること、新たに世界展開するホテルチェーンのオーナー権をネイマールに与え、収益から一定のパーセンテージを支払うことも提案したとのことだ。

 アル・ケライフィ会長はさらに、ズラタン・イブラヒモビッチが退団したPSGでは、リオネル・メッシのいるバルサとは異なりネイマールが絶対的エースとなることも確約。バルセロナで悩まされる裁判問題から解放されることも強調したという。その後同会長はブラジルを訪れ、ネイマールの父親も交えて二度目の会談を行い、選手本人も移籍に乗り気な様子を見せていたとリベイロ氏は振り返っている。

 それでも結局、ネイマールはバルサに残った。7月1日に締結が発表されたバルサとの新契約による年俸は1500万ユーロ(約17億4000万円)と報じられており、PSGに提示された額には遠く及ばないが、それでも残留を選ぶ理由がネイマールにはあったのだろう。

【了】

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