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香川真司 8年前

ドルト、2季ぶりにCLへ。ポーランド王者相手に勝利必須。香川はベンチスタートか

text by 本田千尋 photo by Getty Images

香川は遠征に帯同。先発起用は見送りか

香川真司
ドルトムントの香川真司。CL初戦ではベンチスタートが予想される【写真:Getty Images】

 また、レギアが中盤で細かくパスを繋ごうとするのであれば、チームとしてのスタイル面で相性は悪くない。もちろん、レギアがCLに特化した守備的な戦術を取ってくる可能性もあるが、ロングボールを好まないのであれば、持ち味の連動したプレスでボールを奪って、速攻も狙いたいところだ。

 足首の捻挫でライプツィヒ戦を欠場した香川真司は、ワルシャワへの遠征に帯同している。まだコンディションを上げている段階ということもあり、途中出場の可能性もある。おそらく、試合のインテンシティが落ち着いた後半以降の出場となるのではないだろうか。

 ドルトムントとレギアのチーム力の差を考えれば、勝利を手繰り寄せる決定的な仕事を求められる可能性は低いだろう。レギア戦は1ゴールの差が勝敗を決するゲームになるとは考え難い。香川にとっても、周囲との連動と連係を深め、新戦力との融合を進めていく良い機会となりそうだ。

 そして、ライプツィヒ戦のドルトムントに欠けていた攻撃面での“違い”を生み出していく。ヘルタ・ベルリン所属の原口元気が10日のインゴルシュタット戦で示したような“違い”である。

 インゴルシュタット戦で2アシストの原口は、サイドからのセンタリングだけでなく、中央で寄せに合いながらCBの間のわずかなスペースを通して、イビシェビッチにラストパスを送った。イメージとしては、ドルトムントに復帰したばかりの14/15シーズンのCL第2戦、対アンデルレヒト戦に近いかもしれない。

 また、1試合欠場しているので、試合での“ファースト・タッチ”も大切になりそうだ。

 もっとも、ライプツィヒで手痛い敗戦を喫した後では、ドルトムントの誰にとっても大事なことなのかもしれない。

(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

【了】

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