ピッチからストレッチャーで運び出されるアントネッリ【写真:Getty Images】
現地時間11日に行われたセリエA第3節ウディネーゼ戦で負傷退場したミランのDFルカ・アントネッリは、しばらく戦線離脱を余儀なくされるようだ。ミラン専門ニュースサイト『ミランニュース』が伝えた。
ウディネーゼ戦に左サイドバックで先発したアントネッリだったが、52分に味方DFガブリエル・パレッタと自陣ペナルティエリア内で衝突してピッチに倒れ込んだ。一時は意識を失ったようで、チームメイトが舌を飲み込まないよう口に手を入れるなど応急処置を施し、ストレッチャーで運び出され、その後病院へ搬送された。
報道によれば、検査によってアントネッリの負った怪我が頸椎損傷だということが判明した。首の負傷は非常にデリケートなため、ミランとしては復帰を急がせないつもりのようだ。ただ重傷ではなく、今週末16日のサンプドリア戦を欠場し、20日のラツィオ戦での復帰を目指すという。
ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、アントネッリの代役に誰を選ぶのか。ウディネーゼ戦ではマッティア・デ・シリオが交代で出場し、大手『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙も同選手のサンプドリア戦先発出場を予想した。
しかし、『ミランニュース』は若手のダビデ・カラブリア出場の可能性に言及している。今夏レンタル移籍での獲得オファーが殺到しながら、モンテッラ監督の強い要請によってミラン残留を決意した19歳にチャンスが与えられるかもしれない。
デ・シリオやカラブリアにとっては、たった1試合とはいえアントネッリの欠場が貴重なアピールの機会となる。チームにとってはアクシデントだが、サンプドリア戦は今後の定位置争いを占う重要な一戦になりそうだ。
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