ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】
伊メディア『カルチョメルカート.com』のルカ・セラフィーニ記者が、同メディアのコラム内でミランとクラブを率いるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督を批判している。
ミランは開幕戦のトリノ戦こそ3-2で競り勝ったものの、ナポリ戦、ウディネーゼ戦で2連敗を喫しており、3試合で勝ち点3しか得ることができていない。
唯一の勝利となったトリノ戦でも17歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマがPKストップを含めた好セーブに助けられた部分が大きく、セラフィーニ記者は「退屈なミランが戻ってきた。もしドンナルンマがいなければ、彼らはまだ勝ち点1だっただろう」と、低調な戦いぶりに苦言を呈した。
日本代表の本田圭佑は、0-0の状況で迎えた第3節のウディネーゼ戦で途中出場し、今季初出場を果たした。しかし、チームは試合終了直前に失点を許して敗北している。
セラフィーニ記者はさらに、モンテッラ監督が0-0の場面で新加入のFWジャンルカ・ラパドゥーラよりも背番号10の本田を先に投入したことに疑問を投げかけた。
「ダイナミックでスピードを持ったストライカーである元ペスカーラのエースは、ウディネーゼのディフェンスを崩す良いオプションであった。一体なぜ本田を使ったのか?」
ラパドゥーラは昨季のセリエB(イタリア2部)のペスカーラで27得点を記録し、得点王に輝いているが、今季は2試合出場で23分間しかプレーしていない。
昨季はリーグ戦を7位で終え、ヨーロッパリーグ出場権を逃したミランだが、今季も第3節終了時点で15位と低迷している。ミランは次節、アウェイでサンプドリアと対戦する。
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