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清武弘嗣、CLユーベ戦は先発か。EL王者セビージャ、新体制で再び欧州最高の舞台へ【現地記者の目】

text by ロシオ・ゲバラ photo by Getty Images

EL制覇を成し遂げた地、トリノ

セビージャはELで3連覇をなしとげている
セビージャはELで3連覇を成し遂げている【写真:Getty Images】

 セビージャにとってトリノは、2014年5月14日にベンフィカを下してヨーロッパリーグ王者に戴冠した場所だ。エメリ前監督率いるチームが3年連続で獲得したタイトルの1つ目だった。ワルシャワ(対ドニプロ)とバーゼル(対リバプール)がその後に続いた。

 初めてユベントス・スタジアムを訪れたその試合から、現在までチームに残っている選手はわずか4人。今季の第1キャプテンから第4キャプテンまでを務めるイボーラ、ニコ・パレハ、カリーソ、ビトロの4人だ。

 セビージャはその1年4ヶ月後にもトリノを再訪した。ワルシャワでの勝利によりチャンピオンズリーグ出場権を手に入れ、抽選によりグループステージでユベントスと対戦することになったためだ。

 マンチェスター・シティとボルシア・メンヒェングラッドバッハも含まれたグループを突破できなかったセビージャだが、フェルナンド・ジョレンテが古巣相手にヘディングで決めた1点に助けられて3位は確保し、戦い慣れた大会へと移ることができた。そして三季連続で王者となった。

 前回の訪問から1年も経たずして、セビージャは水曜日にまたもトリノのスタジアムに足を踏み入れる。昨年の対戦はモラタとザザのゴールにより敗戦。ディバラが強く輝きを放った一戦だった。今回は、セリエA開幕から3試合で3得点のイグアインが牙を研いでセビージャを待ち構えている。

 サンパオリはメンバーをローテーションすることになりそうだ。GKはシリグがデビューを飾るかもしれない。セルヒオ・リコは好セーブでチームに勝ち点をもたらしているが、指揮官はGKを使い分ける可能性を示唆していた。チームに幸運をもたらすビトロも、清武も先発することが予想される。ビエットの回復が間に合わなければ、最前線には引き続きベン・イェデルが置かれることになる。

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