リーガ開幕3試合で勝点7を獲得
改善すべき点もあるが、イムノの歌詞にもあるように「決して諦めることはない」。ホルヘ・サンパオリのセビージャは、代表戦による中断を終えて仕事を再開した。
再開初戦は本拠地サンチェス・ピスファンで、ラス・パルマスに対して逆転勝利。今まさに選手としてのキャリアの絶頂期を過ごしているビトロの投入が鍵となった。現在のスペインサッカー界の“時の人”であり、フィジカルコンディションが良ければこのチームで常にプレーするべき存在だ。
日本への長旅から戻ってきたばかりで疲れており、練習にも参加できなかった清武に、指揮官は休養を与えた。背中の違和感を引きずるビエットは間に合わず。ナスリからは意欲が感じられたが、ガンソはほとんど何もなかった。
リーガ開幕から3試合を戦い、勝ち点9のうち7を獲得できているというのは素晴らしい結果だ。サンパオリは「多少の不正確なプレーもあるが、チームは常に前へと向かっている。私は何の疑いも抱いていない。ファンが考えていることはファンの間での話だ。チームは良い試合をすることもあれば、悪い試合をすることもある」と語っている。
今後は試合が連続する日程が待ち受けており、アルゼンチン人指揮官のプロジェクトが試される数週間となる。その第一歩は、トリノでのユベントス戦だ。今週水曜日には再びチャンピオンズリーグのアンセムが響き渡り、アルプスのふもとのスタジアムで欧州最大の大会が幕を開ける。戦いの炎が点火され、過去の記憶も蘇ってくる。