レアル・マドリーのエミリオ・ブトラゲーニョ氏【写真:Getty Images】
過去にレアル・マドリーの中心選手としてリーグ5連覇を果たし、現在クラブのスポークスマンを務めるエミリオ・ブトラゲーニョ氏は、FIFAからの罰則を不服であると語った。11日付け『アス』が報じた。
マドリーは、アトレティコ・マドリーとともに未成年移籍問題において違反を犯したとし、FIFAから2017年の2度の移籍期間で選手登録禁止の罰則が下されていた。
クラブはFIFAの判決を不服としスポーツ仲裁裁判所へ上告しているが、ブトラゲーニョ氏は「まず最初に、スポーツ仲裁裁判所は我々の言い分を認めるはずだ。この判決は驚きであり不当だ」と、この決定が覆るはずだと主張している。
今回の処分は、ジネディーヌ・ジダン監督の息子たちも対象となっている。ジダン監督の息子であるエンツォ、ルカ、テオ、エリアスの4兄弟はいずれもマドリーの下部組織に所属している。
4人ともスペインとフランスの二重国籍であり、ジダン監督が現役時代にマドリーに移籍して以降、10年以上スペインに居住している。
ブトラゲーニョ氏は、ジダン監督の息子が調査対象になったのは不可解であるとし、FIFAの決定を批判した。
「ジダンの息子たちがプレーできないというのは理解できない。それには理由が全くない。我々が正しいと信じているよ。FIFAの決定を尊重するように努めるが、理解するのは難しい決定だ」
過去にはバルセロナも同様の処分を下されており、2015年夏と2016年夏の2度の移籍市場で選手登録を禁じられていた。
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