ローマの主将フランチェスコ・トッティ【写真:Getty Images】
ローマ指揮官のルチアーノ・スパレッティ監督は、昨季に不仲説が囁かれた“ローマの王子”ことキャプテンのFWフランチェスコ・トッティを賞賛した。11日に伊メディア『プレミアム・スポルト』が報じている。
現地時間11日にイタリア・セリエA第3節が行なわれ、ローマはホームでサンプドリアと対戦。この試合の後半から出場したトッティは、FWエディン・ジェコに同点弾を決めさせるアシストを決めると、アディショナルタイムに獲得したPKを決めてチームを逆転勝利に導く大活躍をした。
スパレッティ監督は、ローマで23シーズン連続得点を決めた39歳のトッティの活躍に、「今日のようなプレーは毎日見ているが、常に総合的に考慮されるべきであるのは明らかだ」と答えると、「トッティが現在のようにトレーニングし続けるのであれば、彼はまだプレーし続けることができると私は思うよ」と今季後に現役を引退すると思われているトッティの現役続投を示唆する発言をしている。
さらに、「サンプドリアにはリーダーが欠けていた。私が意図していることは、チームの中心にトッティの代役になれる者を生ませることなんだ。だけど、もしそれをすれば私が彼と対立していると言われるけどね」と続けると、「私は4名か5名トッティが欲しい。さもなければローマは何1つタイトルは獲れないよ」と同選手の偉大さを賞賛した。
昨季には、ローマ一筋の選手生活を送るトッティの出場機会を激減させ、同選手との不仲説が囁かれたスパレッティ監督。しかし、同監督も絶対的リーダーであるトッティがまだこのチームに必要な存在であることを実感しているようだ。
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