ボーンマスへ移ったウィルシャー【写真:Getty Images】
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、ボーンマスに期限付き移籍した”未完の大器”MFジャック・ウィルシャーへの期待を失ってはいない。同監督の会見でのコメントを、9日付の英メディア『BBC』などが伝えた。
アーセナルの下部組織で育ち、早くから将来を嘱望されてきたウィルシャーだが、相次ぐ負傷による長期離脱を繰り返したこともあって期待されたような活躍を見せるには至らず。この夏の移籍市場の最終日には、期限付きでボーンマスへ移籍することが決定した。
だが、ヴェンゲル監督は決してウィルシャーに見切りをつけたわけではなく、新天地で復活を果たした上で再びアーセナルに返り咲くことを期待している。会見で次のように述べた。
「私は個人的には、(ウィルシャーは)キャリアを通してずっとここにい続けてほしいと願っている。ジャックはワールドクラスの選手だ。ボーンマスでプレーできる力があることを私に証明してくれる必要はない。ただ、実戦を戦えるレベルに戻ることが必要なだけだ」
ヴェンゲル監督によれば、ウィルシャーの側から今季のアーセナルで安定した出場機会を得られないのではないかという不安についての相談があり、移籍という結論に至ったのだという。ボーンマスでは出場機会を得て安定したパフォーマンスを見せることができるだろうか。
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